現在楽天モバイルではiPhoneの販売キャンペーン「iPhoneトク得乗り換え!対象のiPhoneが最大24,000ポイント還元!」などを実施しているので楽天モバイルでiPhoneをお勧めしないのは矛盾するようにも思えます。
では楽天モバイルで使う端末としてiPhoneをお勧めしない理由は何故なのか?
結論から言うと
楽天モバイルではAndroidと比べるとiOSの方が制限があって十分に利用できないからお勧めしない
ということになります。
それでは
iPhoneを楽天モバイルで使用するときに生じるリスクとデメリットなどをご紹介してゆきます。
楽天モバイルでiPhoneおすすめしない理由
昔の楽天モバイルではiPhoneが利用できない時期もありましたが、現在は随分と改善されて使用対象のiPhoneのラインナップも増えてきて格安で購入できるキャンペーンなども実施されています。
1つ目は
iOSバージョンによる制限及びiPhone対象機種
楽天モバイル側とアップル社との関係がどうなっているのかわかりませんが以前は楽天モバイルでiPhoneが使えないなどがありましたが2021年4月末から楽天モバイルは「iPhone 12」などのApple社製品の取り扱いを始めました
現在も使用ができないiPhoneのiOSバージョンが存在しますし制限がある機種もあります。
具体的な楽天モバイルとiPhoneバージョンや機種は下記のとおりです。
- iPhoneはSIMフリー製品が対象
- iOS14.4以降のiPhoneで全ての機能が利用可能
- iOS14からiOS14.3までは一部利用できない機能がある※1
- iPhone6s以前の端末は対応機種ではありません
※1
iOS14.4または14.5を搭載した場合でも、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズを除くモデルでは、楽天回線とパートナー回線の自動切り替え機能がご利用いただけないことがございますが、機内モードのオン/オフ切り替えや製品の再起動により解決する場合がございます。
引用:公式サイト
【iOS版対象機種】
iOS 14.4以降※5を搭載したiPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone 14、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone SE(第3世代)、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone SE(第2世代)、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11、iPhone XR、iPhone XS Max、iPhone XS、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)、iPhone 6s、iPhone 6s Plus
心配な方は下記の対象機種検索で確認してみてください。
↓
楽天モバイル【公式】ご利用製品の対応状況確認
2つ目は
iPhoneで楽天モバイルとの相性が悪い不具合などがある
現在の機種では問題ないとされてはいますが実際に楽天モバイルでiPhoneを利用しているユーザーからは不具合などの不満などが発せられています。
- いつも不在着信になる
- 電話の不具合が多い
- 電波がつながらない
楽天モバイルを使ってるんだけども、自宅の電波悪すぎて、RakutenCASA使ってるんですよね。
そんでも通話品質悪いから問い合わせてみたら、iPhoneで起きてる不具合とのこと。
早く改善してくれるといいなぁ……。— 和風珈琲 (@BACCUS2020) January 9, 2023
3つ目は
iPhoneで楽天モバイルの機能制限がある
楽天モバイルの売りである通話料SMS使い放題で無料の楽天リンクでiPhoneはAndroidと較べて使用が制限されていることがあげられます。
- 楽天リンク以外からの電話の着信は楽天リンクで着信できない
- 楽天リンク以外からのメッセージは楽天リンクで着信できない
などAndroidでは機能しているものが利用できないなどがあげられます。
では
実際に具体的にどのようなデメリットがあるのかあげてみたいと思います。
楽天モバイル回線でのiPhoneの4つのデメリット・制限とは?
楽天モバイルのメリットであるデーター無制限と電話SMS使い放題があげられます。
その内でiPhoneでは楽天モバイルの電話SMSの良さを最大限利用できないのでお勧めしない一番の理由です。
Androidでは問題ない仕様がiPhoneだと制限がかかり不都合な状態になって使いづらい仕様になっています。
詳しくは【公式】楽天モバイル「【重要】Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ」
iPhoneは楽天リンク以外の電話からはiOS標準電話アプリで着信
下記の公式ページでも明記している通り、楽天モバイル(Link)を利用していない他社ユーザーからの電話はiOS標準の電話アプリに着信されてしまいます。
Rakuten Linkアプリを利用していない相手からの電話※を着信する場合、現在はお客様のRakuten Linkアプリに着信いたしますが、仕様変更後はiOS標準の電話アプリに着信するようになります。2021年7月5日更新
引用:【重要】Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ
そこで問題になるのはiPhoneに着歴があって、そのまま知らずに標準のiOS電話アプリで折り返してしまうと有料通話になってしまいます。楽天リンクで折り返す分には無料です。
Rakuten Link未使用時
- 国内通話は30秒22円
- 国内から海外へ、海外から海外への通話は国・地域別従量課金
これらの料金発生を抑えるにはわざわざ楽天リンクの電話に切り替えてメッセージを送らなければなりません。
- auのスマホから楽天モバイルのiPhoneに電話
- 着信はiOS電話アプリに着信
- 電話番号を楽天リンクにコピペなどしてauに折り返す
受信はiOS電話で発信は楽天リンクという感じになり面倒な状況に陥ります。
iPhoneは海外の電話着信は国別従量課金制へ変更
2021年6月までは海外でもiPhoneの楽天Linkで着信できていたので無料でしたが、以降はiOS標準電話アプリで着信されるようになったので海外で電話をうける着信で料金が発生するようになりました。
これはiPhoneで楽天モバイルで海外で無料着信して利用していた人には打撃的な変更です。
iPhoneは楽天リンク以外のSMSはiOS標準のメッセージアプリで送信で有料
電話と同じくiPhoneの仕様変更でSMSも楽天リンクを利用してない人からのメッセージは全てiOS標準メッセージアプリで送受信されることになります。つまり送信は楽天リンクでもできなくなり有料送信のみになってしまいます。
SMSの受信は元々無料なのでiOS標準メッセージアプリで受信されてもお金はかかりませんが、SMSの送信は今まで楽天Linkで無料で送信していたものが1通3.3円かかってしまいます。
Rakuten Link未使用時
- 国内SMSは3.3円/70文字(全角)
- 国際SMSは100円(不課税)/70文字(全角)
- SMSの送信上限数は最大100通/日
メッセージを普段から利用していない人には問題ないかとは思いますが今まで楽天リンクで無料でメッセージを何十文字と使用していた人には痛手です。
iPhoneは楽天リンクのビデオ通話は不可
ビデオ通話できるLINEなどを利用していないユーザーでもお互い楽天リンクを利用していると簡単にビデオ会話が利用できます。
ただこのサービスはAndroidのみ利用できるものでiphoneでは使用不可になっています。
【まとめ】iPhoneの楽天モバイルの欠点を克服するための対策は?
楽天モバイル側ではiOSの相性が悪い状態を打破しようとして色々な策を提案もしています。
例えば楽天Link(無料通話)で受けれない着信から間違って有料通話にしないためにクリックだけで選択できる方法や標準電話アプリで発信しても15分の無料通話のサービスなども提案しています。
iOS電話アプリで着信で簡単に楽天Linkで折り返す方法
- 電話番号を長押し
- 各項目が表示
- Rakuten Linkを選択
「Safari」で電話番号を選択した際に自動的にRakuten Linkを起動する機能が備わっております。
電話番号を長押しすることで表示される「Rakuten Link」という項目を選択することでRakuten Linkから発信することができます。
Webサイトに記載されている電話番号はRakuten Linkで発信することはできますか
- OS標準アプリでの利用
- 1回15分以内の国内通話がかけ放題、
- 国内SMSの送受信が使い放題
- 1100円/月
- 海外指定66の国と地域への通話がかけ放題
- OS標準の電話アプリで日本から海外へ電話をかける
- 980円/月
どうしてもiPhoneで楽天モバイルを利用したい人は楽天リンクの制限だけを確認して、それらの条件の前提で利用する分には問題ないかと思います。
また将来的にはAndroidと同様な条件で利用できる日もあるかと思われます。期待して待つしかありませんね。